珈琲と私の間柄。

毎朝、豆を挽きペーパーフィルターで珈琲を淹れて飲んでいる。
地方取材で5時に出る朝も、3時に起きて同じ手順を踏む。
不思議なのは、同じ豆と分量で同じやり方で淹れているのに、
その日によって味が違う点だ。体調で変わるという見方もあるが、
むしろ淹れるときの気持ちが影響している気がしてならない。
もちろん焦って淹れては、よい味が出ない。
よく行くカフェで、スタッフの誰が淹れた珈琲かが分かるという人がいる。
もちろん私にそんな能力はないが、
この場合も同じ豆と分量で同じやり方で淹れている、はずなのだ。
したがって違うのはその人の「気持ち」、ではないかと思う。


信州旅の折、善光寺近くの珈琲豆販売店を訪ねた。
店内を回っていると、「ご自宅ではどんな淹れ方をしていますか?」
と店主である青年が訊ねてきた。
私は少し考えて「ボトルにたっぷり淹れてゴクゴク飲んでます」と答えた。
自分が淹れる珈琲をよく「サラダ珈琲」と言うほど、豆の量に比して
たっぷりと淹れる。薄めにはなるが、一番の目的はコストパフォーマンスで、
本当に珈琲好きかどうか怪しいのだが、ともかくそれでゴクゴク飲む。
すると店主の青年は、やや照れ気味の私を見て微笑みながら
「ご自宅では自分流でいいんですよ。よく、お店の珈琲と
同じ味を出すにはどうしたらよいですか? と訊かれるんですが」
「お店の珈琲と同じ味」、私もそれは知りたい。
そこで店主の説明を待つと
「たくさんの豆を使って粗めに挽いて淹れるのが一番なんで、ご自宅では
難しいんです」と話してくれた。
それは贅沢過ぎるし、何より「自宅では自分流でいい」という言葉に得心した。


 

そんな私のオフィスはいま、珈琲豆焙煎の「珈琲新鮮館」さんの上階にある。

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Jリーグ、という気持ち。

J2の湘南ベルマーレの最終節をゴール裏で応援する。
先制されたゲームは後半15分に山田直樹のゴールで追いつき、
そのまま終了。もちろん、最終節のセレモニーまで観た。

 

市立船橋出身で一時、Jリーガーを目指したワッキーが、
自身を“セレモニーフェチ”と言っていたが、Jリーグのセレモニーは私も好きだ。
純粋なチーム愛にふれる瞬間がたまらない。
もちろんプロ野球でもファンへの感謝を口にするが、殆どのチームが大手企業を
バックグラウンドにするのに比べ、特に多くのチームが1万人に満たない
観客のなかで予算をやりくりしているJ2・J3には、
強烈な地元密着の意識を感じる。
来季の続投が発表されたチョウ・キジェ監督がこの日、
2年前にJ2降格が決まった後のサポーターの
ひたむきな声援について静かに語っていたが、
ブーイングはしてもチャントを止めないのがサポーターだ
(ちなみにエスパルスも好きで、ガンバのゴール裏でも応援し、
年5-6回しかスタジアムに行かない私は単なる“ファン”に過ぎない)。

 

今年は、長野でJ3のパルセイロの試合も観戦したが、いくら3,500人
しか入っていなくても、パルセイロのゴール裏は涙が出るほど統率が取れていた。
Jリーグには、人の心を一つにする力があり、人の心が一つになる素晴らしさを
実感させてくれる。Jリーグには、“Jリーグという気持ち”がある。
湘南ベルマーレも、ガンバ大阪も、清水エスパルスも好きだが、それより何より、


Jリーグの気持ちが好きだ。

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歴史のなかによみがえる現代。

長野・善光寺は、戦国の世に翻弄され、武田信玄によってご本尊まで甲州に持ち去られるという仕打ちを受けたが、慶長3年(1598)に再び現在地に戻り、活気を取り戻した。それ以来と数えても400年を超える歴史を誇る寺で、その門前町は全国でも指折りだ。
先日、信州旅の折、善光寺近くに3泊し、街をくまなく歩いた。いわゆるメインストリートとなる表参道の雰囲気は格別だが、細い路地を特長とするこの町には、古い家屋をリノベーションしたカフェや雑貨店、菓子店などが多い。写真の善光寺郵便局は絵葉書を買ったものの切手がなくて入ったが、時代の重なりが見えるような空気を感じ訊ねると、昭和初期の建築で、もとは旅館であったと言う。ある雑貨店で訊くと、町並み復活を掲げ古い家屋を活かす運動も行われているらしい。
仕事で地方を訪れると、県庁所在地の駅前でも寂しさが漂う地が多い。一方で、歴史ある町並みを壊すのではなく、歴史ある佇まいを残したまま現代の空気を送り込む取組みがそこかしこで行われている。それを長野で感じるとは思わなかった。
そして何より、自らの思いを貫く各店舗の主たちの清々しさに、心動き、刺激された。個人店で、私がつい話しかけてしまう理由である。

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運命の、江ノ島。

独立を前にした30代半ば、既に自分のオフィスを構えていた同い年の女性コピーライターに報告と相談に行った。すると「見てもらうといいよ」と、彼女が知る女性の霊感占い師を紹介された。スピリチュアルには興味があったので、当時、数寄屋橋の地下にあった「徳川」という喫茶店で待ち合わせをした。携帯電話はない時代で、何も情報を伝えていなかったが、向こうの方で見つけてくれて、そのまま席で向かい合った。
彼女は、鎌倉時代の正義感が強い武士という私の前世情報と、江島神社に純米酒を持って3か月に一度お参りするとよい、という助言を与えてくれた。
私はそれ以来、律儀に助言を守って、純米酒持参で3〜4か月に一度、ご祈祷や初詣を含めれば年5、6度、江島神社に通っている。その後、結婚式もこの神社で挙げたが、山あり谷ありながら何とか暮らしているのは弁天様のお蔭かもしれない。この日は、妻のセレクトショップの商品撮影で、私は、言われるままにシャッターを押すだけのカメラマンになった。
江ノ島は、江島神社もいいが、東京五輪のヨット会場にもなるヨットハーバー辺りが人もまばらで気持ちがいい。食事をするなら、島は離れて江ノ電「江ノ島」駅の向こうの腰越に素敵なお店が数店ある。しかし、テレビでは殆ど見ない。

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